第８回 投資信託を分類してみよう！　その１

今回からは、投資信託の分類についてです。投資信託と言ってもその種類はさまざまです。投資対象や運用スタイルによって細かく分類されます。この分類については、2級FP技能士試験の重要ポイントのひとつとなります。しっかり、頭に叩き込んでください。


まず、投資信託の最も基本的な分類、株式投資信託と公社債投資信託についてです。株式投資信託とは、株式を一定の範囲内、または無制限に組み入れることが可能な投資信託です。


「可能な」という点に注意してください。



株式投資信託は、株式をまったく組み入れなくてもよいということです。


これに対して公社債投資信託とは、株式を一切組み入れることなく


国債や社債等の公社債を中心に運用される投資信託のことです。「可能な」と「一切組み入れることなく」という違いはおさえておいてください。


2級FP技能士試験において、過去幾度となく出題されている箇所ですよ。


では、次の分類をご紹介します。Ｊ−ＲＥＩＴって聞いたことあります？Ｊ−ＲＥＩＴに関係する分類、



会社型投資信託と契約型投資信託



について説明しましょう。


会社型投資信託は、投資専門の会社をつくってそこから得られる収益を投資家に分配する仕組みの投資信託のことをいいます。この代表的商品がＪ−ＲＥＩＴ（不動産投資信託）なのです。


一方、契約型投資信託とは、投資家、販売会社、委託者、受託者の流れで成り立っているような投資信託のことです。つまり・・・、前に「投資信託の仕組み」の図でみた投資信託のことです。
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さて、これはまだ、投資信託の分類はほんの序の口です。今回取り上げた２つの分類は、２級FP技能士試験では、最もよく出題される分類ですから最初にお話しましたが他の分類についても出題頻度は非常に高い箇所です。手抜きは絶対にやめましょう。